築城年代は定かではないが長禄年間(1457年〜1460年)安富盛長によって築かれたと云われる。 安富氏は播磨国三ケ月郷を領していたが応安年間(1368年〜1375年)頃に細川頼之に従って讃岐国にきた。
元亀3年(1572年)安富盛定の時、三好長治の家臣篠原弾正入道紫雲の女を娶り三好と誼を結んだ。 元亀3年(1572年)東讃に勢力のあった寒川氏は三好氏によって虎丸城を追われ、昼寝城に退くと、虎丸城には盛定が移り雨滝城には家臣六車城主六車宗湛が移った。
雨滝城は標高253.2mの雨滝山に築かれている。ハイキングコースが整備されており、山道は整備されているが、主郭を除く尾根部分は薮化している所が多い。
雨滝城は山頂の主郭を中心として、西、北東、南東の各尾根に曲輪を配している。 主郭の側面には部分的に石積が残っており、南東側が確認しやすい。案内板によれば、南第二曲輪を除いた全ての曲輪で礎石が検出されたということで、主郭にはその一部が確認できる。
讃岐津田駅の東から県道133号線で南下し、柴谷トンネル出口を曲がって「さぬき市雨滝自然科学館」方面へ。しばらく行くと「雨滝森林浴公園」の駐車場がある(地図)。
そこに車を駐めて林道を約1km程歩くと雨滝城の西尾根の登山口がある(地図)。ここにも一応車を駐めることができるが、帰りは南東尾根の登山道を降りてくれば森林公園の駐車場近くに出ることができる。
最寄り駅(直線距離)