陸奥 荒神館むつ こうじんだて

城郭放浪記


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陸奥 荒神館の写真
掲載写真数
形態
山城(140m/50m)
別 名
なし
文化財指定
なし/不明
遺 構
土塁,郭,堀
城 主
不明
歴 史

詳細不明。館主は不明で芋沢七館の一つとされるが詳しいことは分からない。

説 明

荒神館は徳願寺の谷を挟んだ北側の山に築かれている。「日本城郭大系」などで荒神館とされる遺構はこことは別の場所で、この城は「仙台市史-特別編7-城館」で荒神館跡として紹介されている山城である。

主郭は円形で北側に土塁が付いており、主郭の東下に二郭がある。この他の支尾根にも曲輪とされる尾根があり、先端には堀切などの遺構るあるが、全体的に削平は甘く、ほぼ自然地形の尾根で、削平して曲輪としているはこの主郭と二郭程度である。

主郭の北から西にかけて大きな横堀となり、特に西側は水堀で今でも水があり山城としては非常に珍しい。北はさらに少し離れた位置に堀切があり、竪堀が長く落ちている。

虎口は二郭の南側面にあり、南側面から北側面に進み、右上に折り返して登る構造で折れる部分に土塁が残る。谷の西側は主郭側面の横堀の終端であり、横堀を閉じる土塁と竪堀によってこの虎口の境となる。

西に延びた尾根は概ね自然地形であるが、南側面に二重の竪堀がある。

大手は不明だか南へ伸びた東西方面からと思われ、二郭の南尾根と東尾根下にそれぞれ弓形状の空堀を設けている。この空堀を迂回して池のすぐ上にある尾根を通る山道があり、そちら側にはもう一条土橋の架かる堀切が残っている。

案 内

徳願寺を経て西仙台カントリー倶楽部へ続く道の一本北西側に溜め池に通じる農道がある。これを歩いて池の所まで行き尾根上に登れば尾根道がある。

最寄り駅(直線距離)
2.9km 陸前落合駅
3.2km 愛子駅
4.8km 葛岡駅
5.4km 国見駅
5.9km 東北福祉大前駅
所在地/地図
宮城県仙台市青葉区芋沢字横向山
GPSトラックデータダウンロード :[KML形式 ][GPX形式 ]
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最終訪問日
2017年5月
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