古代山城の一つ。
高良山神篭石は耳納山脈の西端に位置し全長約4km、列石の数は1300個余りという。
高良大社の背後から西側一帯を囲んでいたと考えられるが、列石が見つかっているのは南半分で、西の谷に水門跡がある。神籠石の列石は版築土塁の基礎となるもので、本来は土塁の内側に閉じ込められていたものであるが、それがいつしか露出し発見されたものである。
西の尾根先にある標高116m付近には列石が垂直に折れ曲がる部分があり、珍しい遺構である。
高良大社の駐車場が利用できる。大社の脇にある列石から土塁伝いに見学することが可能である。
最寄り駅(直線距離)