松浦久信夫婦の拝塔(安国寺)まつらひさのぶふうふのはいとう
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松浦久信は平戸藩二代藩主である。慶長7年(1602年)江戸へ上洛の途上、伏見にて急病となり急死した。久信の父松浦鎮信は、久信が病に倒れたと聞くと、平戸の印山寺の僧に病気平癒の祈祷を命じたが、その甲斐なく没した。これに怒った鎮信は僧侶達を切り捨てたため、平戸の僧たちは皆恐れをなして平戸から逃げ去ってしまった。このため、壱岐安国寺の僧、松隠和尚が平戸に招かれ久信の葬儀を執り行った。これが由来となって安国寺の境内に松浦久信夫妻の拝塔がある。