慶長17年(1612年)(竹谷)松平清昌によって築かれた。 松平清昌は吉田藩主松平家清の弟であるが、慶長17年(1612年)嗣子なく没して除封となった。家清の母は久松俊勝の娘で家康の異父妹にあたり、これまでの功績も考慮され、新たに弟清昌に三河国宝飯郡内で五千石が与えられ、竹谷松平家の名跡を継がせるとともに交代寄合の旗本となった。
蒲形陣屋は蒲形城の南東側に築かれていた。現在は東廓会館の南側にある神社と道路を挟んだ南側にl字の土塁が残り、南西隅部が確認できる。また、蒲郡市栄町にある蒲郡博物館に陣屋の大手門と伝えられる高麗門が移築現存している。
門(移築 城門)