築城年代は定かではないが明徳年間(1390年〜1394年)頃に赤松則村(円心)の孫の永良則綱によって築かれたと云われる。
稲荷山城は鶴居駅の西に聳える標高433mの鶴居城山に築かれており、現在は登山道が整備されている。
山頂の主郭を中心に南に小さな段曲輪を配した縄張りで、北尾根は堀切で遮断している。主郭の周りに石積が点々と残っている。南端の曲輪の西側面に竪堀が一条、東へ降る道沿いにも竪堀らしき地形が長く伸びているが、他の遺構の規模からして異様な長さなので林業に伴う後世の改変だろうか。
鶴居中学校の北西側の山麓に墓地が見えているが、この墓地の近くに駐車場がある。登山道は南東尾根を登る道と東尾根を登る道がある。
最寄り駅(直線距離)