築城年代は定かではないが恒屋氏によって築かれたと云われる。
恒屋城は恒屋川に沿って南北に伸びた標高230m程の山に築かれており、登山道が整備されている。
恒屋城は北の主郭部を後城、南尾根先端を前城と呼ばれており、実際後城と前城の間はほぼ自然地形の尾根であり、横堀によって区画されている。
南端の前城は最高所から南に段曲輪が続き切岸の下に畝状竪堀群を配している。北尾根側は堀切などはなく、尾根の中央を東西に分断するように土塁があるが、これは土地の境界土塁ではないだろうか。
北の後城は最高所に主郭があり、それに通じる虎口がある。前城との間には大きな曲輪が一段高く築かれ、その下部をl字に横堀入れて遮断する。後城の西側面にも畝状竪堀群があるようだが、現状藪の中に埋もれていて確認は難しい。
県道409号線から城山の南側にある祐光寺の方へ入ると、道標があり、登山口と案内板がある。道は狭いが登山口に駐車場がある。
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