詳細不明。もともと置塩山法界寺という山寺があったところとされ、置塩城の出城となったと考えられている。
南条山城は置塩城のある山の東峰、標高439.8mの山に築かれている。
三角点のある西側最高所が主郭と考えられるが、西へ続く尾根は自然地形のまま残され、尾根上を削り込んで削平している。ここから東へ続く峰に曲輪群があり、東端の曲輪IIは広く、東側に土塁が残されている。
置塩城へ続く西尾根に堀切1、東端から北へ続く尾根に堀切3、北側に竪堀2が確認できる。主郭の北側に三条の溝があるが、自然地形の可能性が高い。この他竪堀状地形があるが自然地形のようである。
南山腹には谷を挟んで伸びる2つの尾根の間に無数に削平地がある。削平地III部分には井戸があり、IVには小さな方形基壇が確認できる。谷筋には水が湧き出ており、西尾根の曲輪Vの南下のあたりで瓦片が落ちていた。
登山ルートはいくつかあるようだが、西の置塩城の主郭から尾根続きになっているので、こちらから来る方がわかりやすい。
最寄り駅(直線距離)