詳細不明。
影平館は小沢川が役内川に合流する地点の南にある標高360mの山に築かれている。
主郭は山頂にあり東西に細長い段があって奥に石仏を祀ってある。そこから北山腹に腰曲輪を段々に築き、高い切岸を設けている。南は細尾根であるが二条の堀切1、2が確認できる。
主郭の東下には曲輪IIがあり、東の尾根先側に段を連ねる。東端に堀で囲まれた小空間があり、虎口のようである。堀5は二重堀切のようだが下の堀は上の堀の横から落ちる竪堀と繋がる。
主郭の北側面から曲輪IIの周りにかけて畝状竪堀群3がある。曲輪IIはこの竪堀群に対して横矢が掛かり土塁も備えている。曲輪IIの下方にも畝状竪堀群4がある。
木が伐採されて作業道ができているが、遺構のすぐ手前で止まっている。北麓にある鉄塔整備道を利用して登った。
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