詳細不明。天正年間(1573年~1592年)から文禄年間(1592年~1596年)に由利仁賀保城主の由利兵庫頭が最上氏に備えて柵を構えたとする。
浅萩館は役内川にそって南北に伸びた標高323.7mの山に築かれている。
三角点のある最高所が主郭と考えられるが、無線中継塔などが建っており、南側は地形の改変が大きく不明である。
最高所は三角点があり太平山三吉社が祀られているが、曲輪は狭い。南に浅い堀切が一条確認できる。
主郭から北へ続く尾根は緩斜面ながら土塁が巡り、北端は堀切で遮断しておりしっかりとした作りになっている。また西へ伸びた小さな支尾根にもV字になった浅い堀切が確認でき、竪堀は二重になっている。
西側から山頂南端まで未舗装林道がある。歩いて登ったが、小型車なら車で行けそうな道である。
最寄り駅(直線距離)