詳細不明。『芸藩通志』には「中山城 古宮山」並に小原村にあり、上は三浦義明が所居といへど、異人同居なりや、不審、下は主名を失ふ、廃祠の址なるやも、知るべからず、」とある。
古宮山城は南へ伸びた尾根の先端頂部に築かれている。
単郭の小さな城で、最高所に主郭、西下と南下に帯曲輪がある。南西の尾根先側は二重堀切1、北尾根は堀切2の先に不明瞭であるが、二条の堀切らしき地形も確認でき、その奥は尾根を越える切通道がある。
東側面と南側面に畝状竪堀群3があるが、細かく観察すると、南、南東、北東の三ブロックに別れていて、いずれも長さは5m前後と短い。南の帯曲輪は北東の畝状竪堀群に対して張り出している。
県道48号線の旧道沿いに小さな工場があり、道が大きくカーブしているところから北の谷に入り、50m程進むと大きく折り返して山上に登っている道がある。これを尾根上まで登り南下すると城域となる。
車は城の東下あたりの道路に路駐可能。
最寄り駅(直線距離)