詳細不明。本郷城主古志豊長の武将古志景勝の居城という。
阿草城は阿草下地区の北西にある標高180.8mの山頂から南東に伸びた尾根の先端頂部に築かれている。
単郭の小城で頂部に主郭があり南に鉄塔の建つ小段、東へ伸びる尾根にも若干の小郭が付いているのみだが、南北の尾根には連続堀切、主郭の側面にはびっしりと畝状竪堀群が巡らされている。
北尾根の連続堀切は主郭下が一番深く、そこから続く堀切は中央部を残し両側を竪堀状に削り落としたものと、完全に堀切になったものとがある。西側面の畝状竪堀群は北側が深く明確で良く残っている。東側はやや南側に畝状竪堀群があり北側の一条が深く明確になっている。南尾根の連続堀切は堅そうな岩盤を削って堀切と竪堀を設けている。
鉄塔整備用に道が付いている。阿草下組公民館付近に山側に鉄塔用の道があり、入口奥にjr44の道標が出ている。
最寄り駅(直線距離)