詳細不明。弘治3年(1557年)上杉軍が籠もる葛山城攻めに際して武田軍が上松村に布陣したと云われ、それがこの枡形城とも考えられている。
枡形城は地附山から北東へ伸びた尾根の標高706m付近に築かれている。
主郭は山頂部で防御は概ね南に備わっており、南の戸隠バードライン跡方面に横堀と土塁を備えた帯曲輪がある。主郭の南西下には竪堀と横堀を重ねて主郭虎口への通路となっていたようである。主郭から北側は切岸のみで堀切はないが、北西側に竪堀が一条確認できる。
『戸隠バードライン跡』の道路は西方面は大峰城入口で封鎖されている。ここに車を駐めて歩いて行けば枡形城入口の看板がある。
もう一つは駒弓神社近くにある地附山公園から続く登山道で、これも『戸隠バードライン跡』入口は封鎖されているが、地附山を経由していく登山道より『戸隠バードライン跡』を歩く方が圧倒的に早い。この公園の駐車場は無料だが閉門されるので時間に注意が必要。
最寄り駅(直線距離)