築城年代は定かではないが、二つの説がある。 『蘆名御旧臣見聞録』では建仁3年(1203年)に岡村の地に新井田太良重国が館を築き、新井田村と地名を改めたとする。また『新編会津風土記』では建仁3年(1203年)に源義経の家臣田辺右衛門義秀が館を築き、新たに田畑を切り開いたことから新井田と名付けられたとする。
天正14年(1586年)田辺五郎左衛門秀将のとき、故あって所領を失ったという。
新井田館は新井田公民館の西側の敷地に築かれており、現在は個人宅のようである。 南側の道路に面して土塁が残されている。