築城年代は定かではない。 応永6年(1399年)内島館を火災で焼失した伴野氏が島原の地に島村館を築いた移ったという説、大永2年(1552年)に伴野氏によって築かれたという説などがある。
伴野氏の祖は足利尊氏に随行して天龍寺に参拝した伴野出羽守長房という。
島村館は東光寺の西側に築かれており、現在は伴野氏の子孫という個人宅となっている。
周囲を巡る水路がそのまま堀跡のようで、東側に土塁が良好に残っている。宅地の入口は南側にあり、水路に石橋が架かっている。
東にある東光寺は伴野実清が父重清を祀るために建立した寺院と伝えられる。