詳細不明。承久年間(1219年〜1221年)に藤原時房が築いたと伝えられる。
御前山城は道の駅「かつら」の西に聳える標高156mの御前山山頂から東側一帯に築かれている。
御前山山頂は歩いていても山頂と気づかないほど起伏のない山であるが、御前山城はその近くにある鐘撞堂から東側一帯に築かれている。
主郭は東端部にあり、低い土塁や浅い空堀と土橋などによって細かく区切られているようである。主郭の西端とそこから少し西へ離れた位置に高土塁と大堀切を設けて尾根を遮断しており、完全に西からの攻撃に備える形になっている。ここから鐘撞堂へ向かう道筋に浅い堀切が残っている。
駐車場は道の駅を利用する。道の駅に御前山登山の案内がなされているので登山口の確認も容易である。登山口は那珂川大橋へ向かい、川沿いの県道へ曲がったすぐ先にある。(地図)
最寄り駅(直線距離)