立花山城を参照。
立花山城の「馬責場」と呼ばれる峰は立花山城の主郭から東へ伸びた尾根にあり、主郭のある井楼山と「大一足」との間にある標高約290mの峰に築かれている。
馬責場の遺構は北東の峰の頂部から南西方向に伸びた尾根と北西に伸びた尾根の二つに分けることができる。北西側に続く尾根には広い平段が幾重にも続き、先端には堀などはない。
南西に伸びた尾根は南西端に石積を伴う土塁囲みの曲輪がある。遊歩道のために遺構が分かりづらくなっているが、おそらく土塁囲みの部分は尾根側からのスロープが虎口で、西の鞍部側からの虎口はない。鞍部からは一度土塁囲みの曲輪の北側尾根へ入っていたものと思われる。