詳細不明。『拾遺』では貞治元年(1362年)長者原合戦のときに築かれ、天文年間(1532年~1555年)頃には杉連織が毛利三郎を城代として置いたという。毛利三郎はのちに飯野氏を称したともいう。
飯盛山城は篠栗駅の東に聳える標高356mの飯盛山に築かれており、現在は登山道が整備されている。
単郭の城で山頂に主郭Iがあり、南尾根を堀切で遮断している。
主郭は中央部が一段高く外縁部が一段低く取り巻くが段差は緩い。切岸は北から西にかけては自然傾斜、東と南の堀切に面してはやや急に普請している。
堀切は南尾根を遮断するように幅広く設けられ、東側は竪堀が長く伸びる。堀切から南に続く尾根は幅広く緩斜面が続くが自然地形である。
北側の県道から登山道がある。駐車場は樹芸の森公園を利用できトイレもある。
最寄り駅(直線距離)