詳細不明。弘治3年(1557年)に大友氏が秋月氏の古処山城を攻め落としたときの陣城ではないかとする説がある。
屏山城は朝倉市と嘉麻市の間に聳える古処山から馬見山へと伸びる山系の中間、標高926.6mの屏山山頂に築かれている。西には古処山城、東には茅城があり、その中間付近に位置する。
屏山城は山頂を主郭とした城で、東西に伸びた山頂は約100m程の緩斜面となり、これを主郭とする。主郭の西端の北西下に一段腰曲輪があり、その下方に西尾根を遮断する二重の堀切がある。この堀切は幅広く尾根を広く遮断する堀切でこの城の最大の見所となっている。一方、主郭から東へ伸びる尾根は急斜面で、それを降った所に浅い一条の堀切がある。
古処山や馬見山から尾根伝いに縦走路がある。今回は時間の関係もあって屏山城と茅城を目指したので、その中間に登ってくる北麓の馬見地区の登山口から登った。(地図)