慶長5年(1600年)黒田一成によって築かれた屋敷である。
黒田一成は本姓加藤で有岡城主荒木村重に仕えていた加藤重徳の次男で、黒田孝高が有岡城に幽閉されたさいに重徳がその世話をしたことから一成は黒田孝高の養子になって育てられた。福岡藩となったときに一万二千石を賜り三奈木の居館を構えて三奈木黒田家となった。元禄年間(1688年~1704年)には一万六千石余のに加増され、福岡藩の家老として明治まで続いている。
また、一成の実兄加藤吉成は肥後小西家に仕えていたが、関ケ原合戦によって小西家が改易となると福岡藩に召し抱えられている。
三奈木黒田家御茶屋は三奈木黒田家庭園として市指定名勝となり整備されている。
西の県道沿いに駐車場があり案内板が設置されている。
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