詳細不明。『三名村史』では白地城の出城で有事の際に太鼓で合図を送った所とされている。
太鼓山城は吉野側の西岸、標高224mの山に築かれており、主郭には龍王神社跡がある。
龍王神社が祀られていた最高所Iが主郭となり、そこから北側に曲輪II、IIIと段を連ねる。曲輪IとIIの段差は小さく、曲輪IIはやや傾斜して小さな段差を伴う。
北東尾根を遮断する堀切1は弓形状になっており、西側はそのまま帯曲輪状に続く。この先に下から山道が伸びてきている。
南西の尾根背後は石垣で固められた土橋が付けられており、後世の山道として整備されているため、現状は堀切は確認できない。地形からして痩せ尾根であり堀切があったことも十分想定できる。
東の国道32号線沿いから数軒の民家脇を登り詰めると山道の入口がある。このさきは廃道ですとあるが、動物除け柵を開けて入ることができる。
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