詳細不明。平賀氏の城か。
岩谷山城は岩谷観音の東背後に聳える標高519mの山に築かれている。
主郭は大きな岩がゴロゴロしている山頂部に平坦面を作り出している。北西に伸びた尾根に曲輪iiがあり、その先を二重堀切1で遮断する。さらに緩斜面地形vが続いているが、曲輪として見るかは微妙な地形が続く。
主郭から南へ伸びた尾根は小さな段曲輪を経て曲輪iiiとなる。曲輪iiiは南側に土塁を設けているが、その先は岩地形で堀切は見当たらない。
主郭の南東尾根は曲輪ivとなり二重堀切3で遮断する。曲輪ivに降りる部分には土塁があり、土塁の下方は虎口のように開口する。
主郭から東へ伸びた尾根は三重堀切2で遮断しており、その先は緩斜面地形が続くが明瞭な遺構は見当たらない。
南西側から山腹にある岩谷観音まで車道がついている。車は岩屋観音境内の少し下の部分に広い空き地があり駐車可能である。登山道は観音から奥へ回り込んだ所にあり、尾根上から南に転じて登れば主郭に達する。
最寄り駅(直線距離)