大忍荘最大の豪族中氏の居城で、城主は長宗我部氏より「秦姓」と「親」の字を賜わり、中三郎三衛門親宣と称した。
中城は南へ突き出した丘陵の先端に築かれた平山城で、旧香我美町内で最大の詰(主郭)を持つ城という。
曲輪は東西二郭あり、東には神社が祀られている。西側がやや高くこちらが主郭か。東西の曲輪の間は空堀で区画され、北側にも堀切が残る。北へ続く尾根の上には墓地があるが、このあたりも一応削平地のような雰囲気はある。ただここは城域に含まれていない。
香美中学校南の県道230号線を東へ進むと県道277号線との交差点にaコープがある。交差点から200m程西の所に北へ入る細い道があり、その先に久保田公民館がある。公民館の先に神社への参道があり、入口に案内板が建っている。
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