烏ヶ森城は標高192.1mの烏ヶ森に築かれている。第二次世界大戦のときに改変を受けているようだ。
堀切3を挟んで東西二郭で、西が高く主郭となる。
主郭I1は東西に細長い曲輪で北辺に高土塁があり三角点がある。西下に広い曲輪II2、北下に曲輪I3がある。虎口ははっきりしないが、I1西端南側にスロープがありI2に繋がる。I2は南側に開口しているが、ここからの道は後世の改変のようである。
主郭から堀切3を挟んで東側に曲輪IIがある。東西二段で東側II2の方が高い。II1は城内で最も広く削平され周囲には土塁らしき高まり、南側面には石積も確認できるが、改変も受けているようである。II2は塚上の高まりがあり削平は不十分であるが、東端には土塁を設けている。
東尾根は堀切4、西尾根は堀切1、西端南尾根は堀切2と主要な尾根はすべて堀切で遮断している。
南西の尾根から登るつもりでいたが、途中に果樹園があるようで、それを避けるため北麓の加茂大明神の裏から登った。
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