山家城を詰城とした山家氏の居館があった所で、「内城」の地名が残っている。 現在の徳運寺は諏訪系山家氏の祖である神為頼が、元弘元年(1331年)に創建した徳雲寺がもとで、永正年間(1504年〜1521年)に折野山辺(山家)氏が衰退していた寺院を中興したが、天正10年(1582年)に武田氏滅亡とともに折野山辺氏も滅亡し寺は廃寺となった。
現在の徳運寺は文禄年間(1592年〜1596年)に現在の地に再興されたものである。
現在の徳運寺境内一帯が居館跡とされるが明瞭な遺構はない。 松本市特別史跡として徳雲寺跡の案内板が建っている。