詳細不明。城主は波多氏などが伝えられるが不明。
八間長者城は崖の湯温泉の北側にある標高1010m程の山に築かれている。
主郭は東屋のある標高1010m付近であるが、さらに上の標高1040m付近にも曲輪が存在している。
主郭は低い段によって造成されている。南側は自然の急斜面となり、北には圧巻の巨大な竪堀が二条、北側面を遮断するように伸びている。この二条の竪堀の間のわずかな空間にも段曲輪を配置している。西下へ降ると横堀が南北に伸びており、その下方に居住スペースとも考えられる広い曲輪が現れ、その下方にも横堀を配している。
主郭の東屋から上に登ると三段程の曲輪が現れ、背後は浅い堀切であったろうか。
崖の湯温泉のところにある案内板に位置が記され薬師堂からの遊歩道が載っているが、いまその道はわからない。西側にある林道から山にはいると巨大竪堀の下方になるので、そこから山に入るのがわかりやすい。
最寄り駅(直線距離)