応永年間(1394年～1428年)に小笠原長秀によって築かれたという。

信濃守護として善光寺に入部した小笠原長秀であったが、北信濃国人一揆と対立して大塔合戦で敗れ京へ逃れた。その後、再び信濃に入った長秀は下伊那を経由してこの地に移り、渚城を築いて住んだという。

渚城は現在の常徳寺のあたりに築かれていたという。『旧松本市史』によれば、二重の水堀が巡るほぼ方形の城とされる。

現在遺構はないが、常徳寺の山門脇に案内板が設置されている。

最寄り駅(直線距離)
0.5km 渚駅
0.6km 松本駅
0.7km 西松本駅
0.7km 信濃荒井駅
0.7km 松本駅

現地案内板
信濃の山城と館4 松本・塩尻・筑摩編(戎光祥出版)

付近の城(直線距離)
0.6km 信濃 荒井城
1.2km 信濃 井川城
1.3km 信濃 松本城
1.7km 信濃 犬甘城
2.9km 信濃 犬甘館
4.0km 信濃 平瀬氏館
4.2km 信濃 林小城
4.4km 信濃 赤沢氏館
4.8km 信濃 林城
4.8km 信濃 鍬形原烽火台
4.8km 信濃 茶臼山城
5.0km 信濃 飯田砦
5.1km 信濃 福応寺館
5.2km 信濃 横谷入城
5.2km 信濃 百瀬陣屋
5.3km 信濃 殿館
5.5km 信濃 真々部氏館
5.7km 信濃 水番城
5.7km 信濃 早落城
5.7km 信濃 鳥羽館(安曇野市)
5.8km 信濃 岩岡氏館
5.8km 信濃 平瀬城(南支城)
5.9km 信濃 神戸の館
6.0km 信濃 小屋館

2024年10月