築城年代は定かではないが、葛尾城主村上氏の支城である。
天文22年(1553年)甲斐の武田信玄が村上氏の葛尾城を攻めに侵攻してきたとき、大須賀久兵衛が武田に味方して狐楽城に居た小島兵庫助、小四郎、与四郎の三兄弟を討ち取っている。
狐楽城は千曲川西岸の標高660m付近に築かれている。北東尾根先には十六夜観月殿があり、背後の標高789.6mには三水城がある。
主郭は標高660m付近にあり、東西に長い小さな曲輪で東下に一段腰曲輪を備える。主郭の側面には石積があり、特に南側は良く残っている。
北東の麓には十六夜観月殿があるが、そこからしばらくの間、平段が所々残っており、山道の途中には石段や竪堀を見ることができる。
県道沿いに道標が出ている。登山道は大國魂神社の参道であるが付近に駐車場はない。(地図)
登山道を登って狐楽城、さらに三水城を経て室賀峠にでるルートがある。
最寄り駅(直線距離)