築城年代は定かではないが永正年間(1504年〜1521年)に宇都宮元綱によって築かれたと云われる。
宇都宮氏が皆川氏に備えるために築いた支城で、家臣の岡本秀卓を城代とした。大永3年(1523年)宇都宮忠綱は川原田で皆川氏と戦ったが、小山氏・結城氏が皆川氏に味方したことから敗れ、真名子城の岡本氏も皆川氏に降伏し、真名子城は皆川氏の城となった。
真名子城は真名子小学校の東方に聳える標高193mの赤瓶山に築かれている。現在は主郭まで登山道が整備されている。
主郭は山頂にあり、周囲を帯曲輪が多段に巡っている。登山道のある南尾根は段曲輪が続いたあと弓形の堀切によって遮断、その先は自然地形の尾根であるが途中三箇所の堀切が残る。主郭から北へ伸びた尾根は二条の堀切、西へ伸びた尾根にも二条の堀切がある。
主郭から南西に伸びた尾根が主線のようで、こらは広い段曲輪が続く。麓近くには大きな二重堀切があり、この城の一番の見所となっている。
登山道入口は南麓にあり、墓地への入口の所に案内板とパンフレットが設置されている。(地図)
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