築城年代は定かではないが建久年間(1190年〜1199年)桑窪秀春によって築かれたと云われ、また一説には谷口筑前守(矢口)によって築かれたとも云われる。
稲毛田城の支城とされ、康安元年・正平16年(1361年)宇都宮氏綱によって稲毛田城が落とされた時に廃城になったとされる。
戦国時代末期には那須氏に対する備えとして宇都宮氏の支城であったようである。
桑久保城は徳明寺の東の丘陵に築かれており、現在は公園として整備されている。
本丸は西側の一部を除いて土塁が巡り、その外に空堀が巡らされている。南北に虎口を開き、南側は土橋が架かり、南東隅にこの土橋に横矢が掛かるように張出した櫓台が設けられている。
徳明寺の少し南に東へ入る道路があり、車で主郭入口まで行くことができる。
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