詳細不明。薄根家継によって築かれたと伝えられる。
杉山城は県道163号線と173号線の交差点北側に聳える比高40mほどの丘陵に築かれている。
主郭は山頂にあって南北にやや長い方形の曲輪で低い土塁がわずかに確認できる程度である。主郭は全周横堀がめぐり、横堀の外側は東西は細い土塁、南北は帯曲輪程度の広さがある。主郭には南中央と南西部分に開口部があり、横堀に低い土橋が架かっている。南側は本来の虎口の可能性があるが、土橋状地形は改変の可能性が高いように見える。
主郭の北西側は横堀の外側が土塁で囲まれた空間となっており馬出しと思われ、さらに外側にも横堀を伴う広い曲輪がある。北東尾根は少し奥へ進んだ所に堀切があって尾根を遮断している。
杉山城入口の道標は南東麓にあり「市貝町きら里館」の向かいの辺りにある。
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