尾張 如意城おわり にょいじょう
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築城年代は定かではないが明徳年間(1390年〜1394年)頃に石黒重行によって築かれたと云われる。 石黒氏は越中国木舟城主で、南北朝時代に南朝方に属して戦って敗れた一族が奥州へ逃れ、後に母方の姓である長谷川を名乗って如意に隠れ住み、その後斯波氏に仕えて如意を領した。
如意城は瑞應寺の北東側一帯に築かれていたという。遺構はないが、瑞應寺の山門脇に石黒重行を顕彰する碑が建っている。瑞應寺は夢窓国師の徳を慕って建立された瑞龍寺が前身で、重行から八代目の石黒重成の墓が残っている。