築城年代は定かではない。
伝承に依れば、承平8年(938年)武蔵介に任ぜられ下向した源経基が館を構えた所という。
源経基館は箕田の城山とも呼ばれ、荒川に面した低湿地に面している。
鴻巣高校の南に隣接して残されている部分は単郭方形区画で、西を除く三方に土塁と空堀が巡らされている。北面中央付近に櫓台状の土壇があり、ここに「六孫王経基城址」の石碑が建っている。
土塁の北東隅と南東隅が入隅状になって屈折しており、空堀もそれと同様に屈折している。この隅部分も他の土塁より大きく櫓台状である。
鴻巣駅西の鴻巣高校を目指す。入口は西と東にあり、東側の入口付近は少し車を駐めるスペースがある。
最寄り駅(直線距離)