築城年代は定かではない。
応安2年・正平24年(1369年)越中の桃井直和が陣を構えていた所、能登の吉見左馬助がこれを攻略したという。
長享2年(1488年)には越智伯耆が布陣していた。
文明年間(1469年〜1487年)には加賀一向一揆尾山坊の首領州崎兵庫(慶覚)の家臣青天小五郎(青山小五郎)が籠もっていた。
天正12年(1584年)前田利家と敵対した佐々成政が家臣杉山隆重を置いて、境目の城としていた。
松根城は加賀と越中との国境のある標高308mの山頂に築かれている。 松根城は国境沿いに南北に延びた丘陵に築かれており、この辺りには小原道など加越国境を繋ぐ道があったという。
標高307.9mの山頂が主郭となり、国境に沿って南北に伸びる尾根に曲輪を展開している。前回訪れたときは主郭までの通路以外笹薮であったが、かなり整備されており特に西の石川県側は横堀も見やすくなっている。
各曲輪の間は竪堀で尾根を狭めて土橋状の通路とし、虎口を設けている。主郭の北の虎口は二の丸土塁をかざし土塁として利用するような虎口に見える。南端は馬出し状の虎口になっている。
チェリーGC金沢東コースを目指して行けばよい。ゴルフ場入口分岐の先に松根城の駐車場とトイルもある。
国道359線沿いに道標がある。富山県側からの道は悪いので、西の石川県側から行くのが良い。
最寄り駅(直線距離)