詳細不明。大除城主大野氏の支城の一つで、城主は船草出羽守仲重。
船山城は標高910.2mの船山山頂に築かれている。山頂一帯ほぼ笹薮となっている。
主郭は三角点のある山頂で小さく三段に分かれている。南西下に堀切3があり、北西下に堀切2を挟んで曲輪IIがある。曲輪IIの先端から西に続く尾根に小さな堀切が4条続く堀切群1がある。
主郭の南東下は二重堀切を挟んで曲輪IIIとなるが、二条の堀切の間にはコの字に土塁状地形がある小さな曲輪がある。曲輪IIIの北東尾根に二条の堀切5、南東尾根は堀切を設けていない。
久万カントリークラブのクラブハウス手前で右に曲がり、その先から未舗装道路に入っていくと東鞍部まで林道が続いている。車で鞍部まで行くことができるが、最後の坂道の下あたりに駐車するのがよいだろう。