詳細不明。大除城大野氏の支城で城主は尾首掃部頭直福、あるいは尾首掃部直幸が伝えられる。
尾首城は二名川と久万川が合流する地点の南へ伸びた山の南端頂部に築かれている。
単郭の城であるが東西は急坂で険峻な山に築かれている。主郭は三角形の形をしており、内部に溝があるが、後世のものであろう。北端がやや高く土塁のようである。北へ伸びた尾根に堀切1から堀切3の三条の堀切、東下にも堀切4があるが作業林道によって北側の竪堀が残るものの南は削られている。同じく、南東下にも堀切があったと思われる地形があるが、これも林道によって破壊されており、はっきりしない。
国道33号線と国道380号線の交差点北西側に山に入っていく林道があり、それを登って行けば堀切4に達する。