詳細不明。小瀬氏の城とも。
高館城は標高229.1mの高館山に築かれている。高館山は北側に緒川やその支流が流れて急峻となり、南に緩やかに続く地形である。
主郭は山頂で神社が祀られているが、曲輪の造成は甘く、関係者と小さな段になっている。しかし、その周囲は横堀がほぼ巡り、南は堀切で遮断している。
横堀は南東側面は南へ伸び、先端が東へ竪堀として落ちていく。北へ進めむと堀が埋もれたのか帯曲輪状の地形になる部分もあるが、北側をぐるりと回り込む。西側では横堀が一段下がってさらに続く。
主郭の堀切から南側は緩斜面地形であるが、この部分も城域で南端に堀切がある。南の鞍部付近にも土塁のような地形が見られるが、この辺りは畑であろうか改変も多いようなので不明である。
西麓の塙集落へ登る途中に標柱がある。そのまま終点まで進むと駐車スペースがあり、山道となる。山道は南の鞍部の辺りから北へ進む道がなくなるのだが、適当に北へ進めば堀切に至る。
最寄り駅(直線距離)