常陸 関城ひたち せきじょう

城郭放浪記


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常陸 関城の写真
掲載写真数
形態
平城
別 名
なし
文化財指定
国指定史跡
遺 構
土塁,堀
城 主
関氏
歴 史

建久3年(1192年)関朝泰によって築かれた。 関氏は常陸国真壁郡関発祥で、結城朝広の四男朝泰が関に住んで関氏を名乗ったことに始まる。

南北朝時代の城主は関宗祐で、北畠親房に呼応して南朝方として挙兵する。 暦応4年・興国2年(1341年)北畠親房は小田城から関城へ移り、春日中将顕国は興良親王を奉じて大宝城に入城する。 これにより、足利尊氏が派遣した高師冬の攻撃にさらされ、康永元年・興国3年(1342年)には、関城と大宝城との連絡が断たれた。 康永2年・興国4年(1343年)高師冬は軍を二手にわけて関城と大宝城を攻め、同じ日に落とした。

説 明

関城は南朝方の関東六城(常陸国関城・常陸国真壁城常陸国大宝城常陸国伊佐城・常陸国中郡城・下野国西明寺城)の一つに数えられる。

城は大宝沼に半島のように南へ突き出た地に築かれていたという。 現在では開墾されて田畑や住宅地となっているが、この関城の攻防で城外から掘られた坑道といわれる横穴が残り、土塁跡が散在して残されている。

案 内
最寄り駅(直線距離)
1.1km 騰波ノ江駅
2.5km 大宝駅
2.6km 黒子駅
4.8km 下妻駅
5.9km 大田郷駅
所在地/地図
茨城県筑西市関舘字内舘
付近の城(直線距離)
2.4km 常陸 大宝城
4.0km 常陸 駒館
4.6km 常陸 下妻城
5.7km 常陸 村田館
6.3km 常陸 四保城
7.0km 常陸 海老ヶ島城
7.4km 下総 和歌城
7.4km 下総 太田城
7.8km 下総 山川館
9.3km 常陸 栗崎城
9.6km 常陸 大坪館
最終訪問日
2008年5月
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