築城年代は定かではないが元弘3年(1333年)頃に赤松円心則村によって築かれたと云われる。
建武2年(1335年)新田義貞が大軍を率いて白旗城を包囲したが、50日あまりの籠城を耐え抜き落城しなかった。しかし、嘉吉元年(1441年)の嘉吉の乱では山名軍によって落城、赤松氏は城山城で一時滅亡した。
白旗城は標高440.3mの白旗山山頂に築かれており、現在は国指定史跡となって登山道が整備されている。
主郭は山頂にあり、北に三の丸、南西に馬場、二の丸と続き尾根上を削平している。三の丸の北に土塁があり、その先の堀切があってさらに北尾根の先端に曲輪が残る。二の丸の西は一旦鞍部となり、そこから切り立った峰に櫛橋丸がある。
二の丸の南東下に侍屋敷があり、この辺りに石垣が残る。そこから更に東へ降りると南の谷間に広いがる大手郭群があり、段々と石垣で造成された曲輪群が続いており圧巻である。
登山道は北西麓赤松側と南東麓の本村側からあるようだが、赤松側からしか登った事がない。入口付近に案内板が設置されており、川沿いの空き地に駐車できる(地図)。
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