築城年代は定かではない。
明応年間(1492年~1501年)以降、前田氏の居城とされる。戦国時代末期には戸沢氏に従っていたが、天正10年(1582年)由利の赤尾津氏、羽川氏に急襲されて落城したという。
天正18年(1590年)秀吉の命によって戸沢三十五城の一つとして破却された。
慶長7年(1602年)佐竹氏の秋田入部にともない、重臣梶原美濃が城を預かったが、元和の一国一城令によって廃城となった。
大曲城の位置ははっきりしないが、丸の内町の辺りとされる。
西にある八幡神社の参道が土塁で、大曲城の土塁遺構と考えられており、現在この上に虎王丸塔が建っている。