筑前 山家郡屋ちくぜん やまえぐんや
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筑前福岡藩が設けた郡屋と呼ばれる宿場の倉庫施設である。山家宿の初代代官が黒田二十四騎の一人、桐山丹波守信行である。黒田氏が福岡に入部した後は四千石、後に六千石を知行した。
長崎街道に面した山家宿は山家郡屋をはじめ、宿場の入口に設けられた「構口(かまえぐち)」と呼ばれる枡形状の遺構を留めている。郡屋跡には屋敷守の屋敷や土蔵、穀蔵が残り、構口は石垣や土塀、瓦も現存している。
初代代官であった桐山丹波守の墓は宮地岳方面に登っていった所にある。(地図)
幕末には近くに関番所も設けられた。