詳細不明。亀ノ尾城の出城とも伝えられる。
老林城は那珂川西岸の標高138mの山に築かれている。老林城は「おとなばやし」あるいは「ろうりん」とも呼ぶようである。
主郭は標高138mの山頂にあり、やせ尾根に沿ってl字に曲輪があり低いながらも概ね土塁が巡っている。この主郭の東から南側に腰曲輪があり、北西、南、南西の尾根をそれぞれ堀切で遮断している。
主郭から南へ伸びた尾根の堀切が最大の見所で、深く削った堀切と竪堀が複雑に組み合わさっている。南西尾根の堀切は二重堀切、北西尾根は多重の堀切であるが、低い鞍部とそこから一段小高くなった所にも堀切がある。この堀切を越えて北西尾根へ進んで行くと一段高い峰があり、そこにも小さな曲輪と北側に堀切が残っている。
北東の団地の片隅にガス施設がある、ここから谷へ入ると谷沿いに登っていく道がある。
最寄り駅(直線距離)