寛政3年(1791年)稲葉正武によって築かれた。

天明元年(1781年)山城国淀藩主稲葉正親の三男正明が、相模国小田原藩主稲葉正則の一族で、旗本の稲葉正福の養子となり、三千石の加増を受けて一万石となり、諸侯に列した。 その子正武の時に館山城の南麓に陣屋を築き、正盛、正巳、正善と続いて明治に至る。

現在陣屋跡は住宅地となっており明確な遺構は存在しないが、「采女井戸」、「貴美稲荷神社」そして桝形の跡とされるクランク状に残る道路が、わずかな遺構として残っている。

最寄り駅(直線距離)
1.9km 館山駅
5.3km 九重駅
5.6km 那古船形駅
7.7km 富浦駅
8.8km 千倉駅

付近の城(直線距離)
0.2km 安房 藤井陣屋
0.4km 安房 館山城
2.0km 安房 北条陣屋
2.3km 安房 鶴ケ谷陣屋
3.4km 安房 山本城
4.0km 安房 香要害山城
4.6km 安房 稲村城
5.8km 安房 船形陣屋
6.1km 安房 大貫城
7.5km 安房 長尾陣屋
7.9km 安房 白浜城
8.1km 安房 宇田城
8.2km 安房 岡本城
9.0km 安房 宮本城
9.5km 安房 御蔵陣屋

2016年11月