安房 御蔵陣屋あわ みくらじんや
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寛永15年(1638年)三枝守昌が安房国安房郡、平郡、朝夷郡内で一万石に転封となり三枝藩御蔵陣屋を構えた。
三枝守昌は武田の旧臣三枝氏を出自とし、徳川秀忠の小姓を経て一万石の大名となり諸侯に列した。しかし寛永17年(1640年)に没し、家督は嫡子三枝守全が継いだが、このとき弟頼増に三千石を分知したため、わずか2年で旗本となり、三枝藩は廃藩となった。
御蔵陣屋は智光寺の南側一帯に築かれていたという。現在は宅地や田畑で明瞭な遺構はない。