文安2年(1445年)安房の里見氏の祖とされる里見義実が、白浜の野島崎に上陸して城山に籠もったのが始まりとされ、ここを拠点に安房を統一したとの伝説がある。
白浜城は標高144mの城山に築かれている。南は急斜面で東西の尾根と北の尾根が緩やかな地形となっている。
西の登山口から山頂を経て東の登山口へ降りる遊歩道を歩いたが、残念ながらカメラが壊れてしまったようで、下山後に画像を確認すると大半が見ることができない状態であった。したがって、ここに掲載しているのはわずかに参照可能であった少ない画像のみである。
主郭や山頂部には展望台が設けられており、それらを中心に広大な領域に削平段がある。これら全てが城郭遺構ではないと思われるが、確認した範囲で人工的な堀切などはほぼなく、城域の判断は非常に難しい。
西と東の登山道がある場所は岩盤が垂直に切り立った堀切状地形であるが、これらは切通と思われる。
西の登山道は畑の奥に案内板が見えておりわかりやすい。近くで農作業をしていた方に確認してここに駐車して一周してきたが、駐車禁止という看板もあり、確認が必要と思われる。
最寄り駅(直線距離)