築城年代は定かではないが貞治年間(1362年〜1368年)大沢基久によって築かれたと云われる。 大沢氏ははじめ遠江守護の斯波氏に従っていたが、駿河の今川氏が台頭するとそれに従った。
永禄12年(1569年)遠江における今川氏最後の拠点として徳川家康に対抗するが、降伏し以後家康に仕えて江戸時代は旗本となった。
江戸時代には堀江城から堀江陣屋へ移り、大沢基宿の代からは高家筆頭として明治まで続いた。明治元年(1868年)明治政府へ領地一万石を架空申告して華族に列したが、領民が蜂起して明治政府の知る所となり、士族へ格下げされた。
現在は舘山寺を中心とした観光地となって陣屋の面影は残っていない。堀江城は遊園地の辺りにあったという。
陣屋門(移築 城門)
ホテル館山寺堀江の庄の西側にわずかに木碑が建てられている。
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