築城年代は定かではないが天文年間(1532年〜1555年)に中村氏宗によって築かれたと云われる。中村氏は美濃国土岐氏の分流で天文年間(1532年〜1555年)にこの地に来住したという。
弘治3年(1557年)氏宗は幡羅城主原采女と戦いで討死した。
天正8年(1580年)氏宗の子恒頼のとき火災で焼失したため仮屋を建てて住んでいたが、天正9年(1581年)に八栗城を築き居城を移した。
田井城は蓮池の北側にある小高い丘に築かれていた。東西にやや長い楕円形のような曲輪でその周囲を堀が巡っていたようである。西の道路沿いに案内板が設置されている。