詳細不明。
キドラ谷砦は南へ伸びた比高120mほどの山にある。中世東山道(東海道)はこの城の北から摺針峠を越えて佐和山城東側に通じていた。
北尾根はやや間隔を開けた二条の堀切(1と2)で遮断しておりその間の尾根は曲輪とはならず緩斜面地形を残す。
主郭は山頂部にあり、そこから南東側に腰曲輪、帯曲輪群を連ねる。土塁や石積みは確認できず、単純な造成であるが、帯曲輪の端には竪堀4や5などで側面移動を抑止する竪堀が確認できる。また曲輪IIとIVはスロープ、曲輪VIはとVIIは竪堀状の窪みから下部のスロープに続くルートがある。曲輪VIIは両端に竪堀6と7を設けて区画している。
南の谷に彦根愛知犬上広域行政組合中山投棄場がある。この脇から山に登って行くと鉄塔管理道の山道がある。
車は近くの路側帯に駐車可能。
最寄り駅(直線距離)