武蔵 青山城むさし あおやまじょう

城郭放浪記


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武蔵 青山城の写真
掲載写真数
形態
山城(266m/160m)
別 名
割谷城
文化財指定
町指定史跡
遺 構
石垣,土塁,郭,堀
城 主
青木氏
歴 史

詳細不明。城主は青木氏と伝えられる。

「関東古戦録」の永禄5年(1562年)の条に「松山城へは上田案楽斎(朝直)、同上野介朝広を還住なさしめ青山、腰越の両砦と共に堅固に相守らせ」と記されており、松山城の支城として腰越城とともに上田氏の城であった。

説 明

青山城は仙元山山頂の南南西にある標高267mの頂部に築かれている。北端最高所に主郭を置き、南尾根に二郭、南東尾根に三郭を配す。少し離れているが小倉城とは尾根続きである。

主郭は北東から南西に長い長方形で土塁が巡り、北東側が一段高い二段の曲輪である。 虎口は北西端と南東端にある。 北西端の虎口は特徴があり、外側に屈折した土塁を設けて、外枡形か馬出のような形になっている。しかし、外側の尾根には遺構はなく、曲輪も存在しない。南東の虎口は内側に土塁囲みの小郭らしき地形があり、内桝形のような虎口になっている。南西の二郭側は石積があり、ここも虎口があったようであるが不明瞭である。

主郭から南東の尾根には堀切を挟んで三郭があり、その先端にも堀切を設けて遮断している。この三郭の削平は甘く自然地形を残す。

主郭から南西の尾根には堀切を挟んで二郭がある。二郭の中央付近にl字の土塁地形があり、先端部に虎口がある。虎口は登山道が本来の道と違う経路で付いているものと思われ、一度東下へ降りて南に出て行くのが本来の通路と思われる。

案 内

仙元山への登山道はいくつもあり、北の「見晴らしの丘公園」から行こうかと思ったが、アプローチが長くなりそうなので、北西麓の青山地区からの道を選んだ。(地図)良く整備された道で、尾根まで登ると仙元山とは反対の南へ進めば城跡に至る。

最寄り駅(直線距離)
2.5km 小川町駅
4.2km 明覚駅
5.0km 東武竹沢駅
5.4km 竹沢駅
5.4km 武蔵嵐山駅
所在地/地図
埼玉県比企郡小川町大字青山字城山
付近の城(直線距離)
2.3km 武蔵 中城
2.5km 武蔵 小倉城
3.4km 武蔵 腰越城
3.8km 武蔵 高谷砦
4.8km 武蔵 杉山城
4.8km 武蔵 菅谷館
5.0km 武蔵 越畑城
5.1km 武蔵 安戸城
5.3km 武蔵 奈良梨陣屋
5.5km 武蔵 大蔵館
5.9km 武蔵 高見城
6.7km 武蔵 水房館
7.5km 武蔵 泉福寺館
7.7km 武蔵 三門館
7.8km 武蔵 大築城
8.8km 武蔵 高取山城
8.9km 武蔵 水野石見守陣屋
9.4km 武蔵 山田城
9.8km 武蔵 青鳥城
9.9km 武蔵 山崎城
10.0km 武蔵 足利基氏館
最終訪問日
2012年5月
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