永禄8年(1565年)頃に可児六郎左衛門秀行によって築かれたと云われる。 可児秀行は金山城主森家に仕えて各地を転戦したという。
室原城は室原と長洞の間にある標高216mの山に築かれている。
標高216mの最高所の部分が主郭と思われるが、全体的に曲輪の加工度は低く曖昧な地形が多い。東にはスロープがあり、その脇から犬走状の通路が続いている。ただ、東尾根の切岸は曖昧で堀切もなく、自然地形となっている。一方南も堀切と土橋があり、その先は自然地形に近い地形が続くが、南端の堀切は切岸がしっかりし、西尾根にも堀切が一条ある。
西の谷間部分は急坂であるが、西側面に数条の連続竪堀状の地形がある。一部は石積され竪堀に沿って列石がなされており、この部分は後世の治山か何かだと思われる。
北麓を東西に通る県道が峠となる辺りに登山道の入口があり石碑がある。道路の北側に広い路側帯があり駐車可能。
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